【池上本願寺の御会式に行ってみた・その1】理想の待ち合わせ顔
- kinako152 .
- 2016年11月16日
- 読了時間: 2分

待ち合わせの瞬間が、とっても苦手だ。
本当は笑って「おーい、こっちこっち!」って言いたいのに。
そんなことした瞬間に、いろーんな嘘がバレる気がする。
会話がはずむかどうかが不安で、楽しみにするどころじゃなかった事とか。
この日は、友人のポニョに誘われて、池上本願寺の御会式に行ってきた。
日蓮宗の大きな大きなお祭りで、とてもすごいと教えてくれたのだ。
私もポニョも無宗教だから、こだわりなくどこでも行く。
池上駅は参拝客が多くてとても降りられないと言うので、蒲田駅で待ち合わせの約束をしていた。
先に着くとたいてい、広告が貼ってあるような大きな柱の陰に立つ。
相手は後ろから登場するのが理想的だ。
正面からやってくると、目があってから挨拶を交わすまで、数秒間できてしまう。
その数秒間、どんな態度でいればいいのかわからない。
私がムスっとしていれば不安になるだろうし、ニコニコしてても空々しくて不安になるかも・・・
後ろから登場して振り向けばもう目の前、だったらこの問題は解決だ。
なので、私はいつも「後ろから来ますように・・・」と思いながら人を待つ。
ポニョはこそーっとしながら、私を驚かすように後ろから現れた。
ずっと遠くにいた時から気づいていたけれど、「わあっ」と演技をする私。
ポニョはいつも、会った瞬間からニコニコしているなぁと思う。
本当は、これが私の理想の待ち合わせ顔である。
いつも真似しようと思うけれど、やればやるほど嘘がバレそうでできない。
早く、私は私の待ち合わせ顔を手に入れたいなぁと思う。
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