【写真集食堂「めぐたま」さんに行ってみた・その3】信じられない!こんなに美味しい、ねこまんま!
- kinako152 .
- 2016年9月8日
- 読了時間: 2分

店内は、どでかい本棚にかこまれていた。
ぎゅうぎゅうに写真集が埋まっていて、まるで巣みたいだ。
床から天井まで、蜂ならぬ、写真集の巣。
そこに手を伸ばす前に、ねこまんまを注文した。
ランチタイムが終わっていて、ご飯ものがそれしかなかったのである。
でもこれが、すごくすごく美味しかった。
なんだこりゃどうなってるんだ、と思ってこっそりお米をほじくってみる。
白米に鰹節をふって醤油をひっかけた、あのねこまんまじゃない。
まず、削り節がふわっふわだ。
お米は黒くもっちりと炊かれていて、噛むたびとっても甘い。
そこに薄口のお醤油がかかっているだけなのに!!
信じられない!信じられない!
私は、信じられない!を口パクで10回ぐらい繰り返した。
今、自分をかこむ写真集の数だって、じゅうぶん信じられないと思った。
前の席では、ママ友同士が互いの海外旅行の話で持ちきりだ。
どうしてこの写真集たちを無視できるのか。
子供だけが、絵本のようにペンギンの写真集を見ている。
近所だし、子供の間も持つからここでお茶をするのだろう。
大粒のダイヤの指輪。外国でゴルフ三昧の旦那さんの話。
美味しいねこまんま。息をしていそうな写真集の大群。
信じられない!ねえ、これ食べた!?
自分より3つは若いだろう恵比寿のママたちに、口パクでそう言った。
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