【昔ながらの銭湯に行ってみた・その2】ワンダーランドに感じる道とそうじゃない道
- kinako152 .
- 2016年8月23日
- 読了時間: 2分

銭湯は歩いていかなきゃ、と思った。
昔ながらの銭湯は、電車にのって行くところじゃない気がする。
カラコロと下駄を鳴らして、洗面器を持って、ちょいとそこまで・・・が粋だ。
どっちも持っていないので、サンダルだけつっかけた。
インターネットで見つけた銭湯は、うちから30分。
犬の散歩じゃ通らないので、ぜんぜん知らなかった。
こういう時、近所ってワンダーランドだなと思う。
うちのような地味な町でも、こうしてまだまだ驚きはあるのだ。
もしディズニーランドの隅っこに人が住んでいたら・・・
住んで10年目くらいに「ええ!あんなとこにお城あったの?」ってなったりして。
あそこだったら、もっともっと驚きがあるだろう。
近いし散歩がてら見に行ってみようかな、の途中の道もワンダーランドなんだから。
小旅行の気分が高まって、写真をいっぱい撮って歩いた。
知っている場所から、知らない場所に入ってきたのを感じる。
もう2度と、この風景を新鮮に思うことはないのだ。
それが、初めて通った近所というものだと思う。
そんな風にして歩いていたら、銭湯を3キロも行き過ぎてしまった。
そもそも家から3キロで着くはずだったから、もう6キロも歩いている。
銭湯まで戻れば、え!9キロ!この暑さの中で?
もうどこも1回通った道なので、ただひたすらに引き返した。
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