7月の小旅行その6
- kinako152 .
- 2016年8月2日
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電車をのりつぎ、東海道広重美術館についた。
静岡市由比町という、漁港に面した小さな町に、広重美術館はある。
ここが故郷の友人が昔いたけれど、「由比なんかなんにもない」と言っていた。
それはたしかに、なんにもない。
でも、木造の商店やミニチュアみたいなささやかな住宅が隙間なく並ぶ1本道とか、
亀がいっぱいいる、短いけど綺麗な堀だとか、
入道雲がぜんぶ見渡せる広い空だとか、すごくいいなぁと思った。
復元された歌川広重さんの版画も、最高に良かった。
どれもこれもかわいくってかわいくって、ドキドキした。
こんなに人間がかわいく思える絵を、描けるもんなら私だって描きたいよ。
江戸のおもちゃ絵展という企画展示もやっていて、これがまたすごい。
当時の着せ替え人形や双六なんかが見れるのだ。
どれもこれもびっくりするくらい色鮮やか!
私の頭の中で白黒だった江戸時代が、いっきにカラフルになった。
家の中にこんな素敵なものがころがっていたのかと思うと、ワクワクしちゃう。
世界が白黒だった時なんて1回もないのだ。
みんな生きていたんだなぁって、今もずっと感動している。
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