7月の小旅行その5
- kinako152 .
- 2016年8月1日
- 読了時間: 2分

さて、夜は自分の実家に1泊させてもらって、帰りがてら美術館に行くことにした。
前日のしょんぼり気分も、朝にはすっかり復活。
ぴゅーんと特急に乗ってしまうこともできるが、ここはひとつ鈍行で行ってみようじゃないか。
私は普段から、電車でいろいろとするのが好きだ。
なにかしらの本を絶対に鞄に入れているし、いつでも絵を描けるように道具も持ち歩いている。
そのため、いっつも荷物が重いのだけど、電車でいろいろしたいのである。
私は、スマホみたいな「人が作ったモノ」に無感動な時間を捧げる人生は絶対にいやだと思う。
「スマホにけっこう時間つかっちゃったな」なんて後で後悔しても遅いのだ。
自分でなにかを作ったり、本に感動したりしながら、おばあさんになりたい。
とこういうわけで、いつも電車でいろいろしている。
この日も田舎のワンマン列車に乗りながら、絵を描いて楽しく過ごした。
するとまあ、目の前に立っていた少年の眩しいことよ!
なんでだろうねあれは。東京の男子高校生となにがちがうのか。
スマホに熱中している様子は変わらないのに、こっちの息が詰まるほど眩しい。
電車でいろいろしていた手も、なんか緊張して止まってしまった。
田舎だから心がキレイだなんて全然思わないけど、
田舎で育たないと通過できないキレイさはあるのかもしれないなぁと思う。
電車の窓からのぞく背景が山や畑だったから、純粋そうに見えるってだけかもしれないけど。
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